カラスのセミナー
昨日は旭川で行われた
生物多様性セミナーにも
参加してきました
テーマは「カラス」
貴重なお話を伺ったので
忘れないうちに
書いておこうと思います
抜粋しても
長くなりましたが
よかったらご覧ください

最初に柳田さんから
カラスの習性や行動など
説明がありました
まず、カラスは「賢く」
「しつこい」のが特徴だそう
知能は小学校低学年並み
いじめた相手を覚えているそう
なので、攻撃されたら
何度も攻撃してくる
しつこさがあるそうです
またそんな情報を
他のカラスに伝えられる
能力もあるそうです
旭川でカラスと言えば
ハシボソとハシブトの2種類と
考えていいそうです
これは旭川で撤去した
実物の巣だそうですが
よく見ると、材料が違います

農耕地や開けた環境で
多く見られる
ガーガーという濁った鳴き声の
ハシボソガラスは
こんな巣を作りますが

見通しにくい林や
市街地で多く見られる
カーカーと高い声で鳴く
ハシブトガラスは
こんな巣を作ります

針金のハンガーに
洗濯バサミまで入ってました
一括りにカラスと言いますが
犬と猫ほど違っているとのこと
私はこの点がまず
目からウロコでした
ハシブトとハシボソの違いです

激しく威嚇するのは
主にハシブトです
雛が巣立つ前後に
トラブルが多いことも
わかりました
6月中旬から
7月上旬あたりに
軋轢が集中するのも
納得しますね
威嚇にも段階があります


カラスは渡らないと
思っていましたが
若いカラスは案外
遠くまで移動することが
あるようです

若いカラスたちは
みんなで集まる
ねぐらがあるそうです
こういう中でより
賢くなっていくのかも
しれません

こんなに長く生きた
報告もあります

柳田さんの後は
旭川市の環境部から
カラス対策と傾向でした
今年度は6月から7月に
天候が不順だったせいか
通報も少なかったようです

興味深かったのは
カラスはヒトを攻撃するときに
頭を後方から
足で蹴るそうです
くちばしで突かれる気が
していましたが
そんなことをすると
カラスにダメージが大きく
しないそうですね
傘をさしていたり
帽子をかぶっていると
どこを狙ったらいいか
わからず、狙えないそうです

残ったカラスは
賢くなっているとも
言えそうですね

ハシボソはそろそろ
巣作りをしています
近くで
巣を作らせないためには
ヒトも工夫しなくては
いけないようです

また、主にハシブトですが
攻撃されないように
腕をあげるのも効果的だそう
頭を蹴ろうとして
腕に羽が当たると
飛べなくなるので
こういう場合は
攻撃しないそうですね
最後の質疑応答で
カラスが家に来て困っている
悩んでいるという方が
発言されていました
会場いっぱいの参加者に
関心の高さも知る
セミナーとなりました
共存・共生していくには
どうしたらいいか
私ももっと学んで
考えてみたいと思います
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